☆助動詞 must のまとめ (研究)
https://scrapbox.io/files/637cc4cb135749001f749ea1.JPG
Wall Relief / London
mustをまとめるとこうだ。
○強い推定「に違いない」
①be動詞や
②knowなどの状態を表す動詞
③be+ 動作動詞のingを伴うことがほとんど.
①He must be crazy. 彼は間違いなく頭がおかしい。
②He must know the truth. 彼は真実を知っているに違いない。
③He must be practicing baseball very hard. 彼は野球の練習を一生懸命しているに違いない。
*未来の強い推定をする場合、must 動作動詞 は使えず、be sure that....will ....を使う。
mustはあくまで現在の推量に使うためである。
✖︎ He must come tomorrow.
○I'm sure that he will come tomorrow.
○「~しなければならない」は,動作動詞,状態動詞のいずれも使う.
You must come tomorrow.
彼は明日来なければならない (動作動詞)
You must study very hard.
君は一生懸命勉強しなければならない。 (動作動詞)
You must be quiet in the library.
君は図書館で静かにしていなければならない(状態動詞)
You must know the truth.
君は真実を知っていなければならない。 (状態動詞)
◉「きっと~だと思う・に違いない」のmustは、目の前の「証拠」から「に違いない」
willは目の前に証拠がなくても今までの体験や常識から「きっとそうだ」。
ノックが聞こえて (この時間なら) That will be Ken. きっとケンだろう。
That must be Ken. (ノックの仕方から判断し)きっとケンだろう。も可能。
◉イギリス英語では mustの方がwillより確実性が高く,
アメリカ英語ではwillがmustより確実性が高い傾向がある。
しかしあくまでそういう傾向があるというだけである。
さて、スローラーナー向けにはどのように指導するべきか。
1) 〜しなければならない (義務を押し付ける)
2) 〜に違いない (推論を押し付ける)
練習させるときは
1)の意味の時は、動作動詞を多めにするが、状態動詞も少量混ぜておく。
2)の意味の時は、意図的にbe動詞に限定する。